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駄馬落の跡

駄馬落の跡

駄馬落の跡

 

駄馬落の跡???

 

あの西郷隆盛が、曳き馬を畑に落としちゃったんです。

それが石碑に刻まれて、未来永劫語り継がれることに。

 

 

駄馬落の跡は、鹿児島市吉野町にあります。

 

この記事では、駄馬落の跡にまつわる逸話を紹介します。

 

 

駄馬落の跡の逸話

吉野開墾社からの帰路

南洲翁開墾地遺跡碑

南洲翁開墾地遺跡碑

 

明治8年(1875年)、西郷は吉野開墾社からの帰り道、吉野帯迫の加冶屋助八から、種子用のサツマイモを2俵分買います。

この頃の西郷は、畑作業に勤しんでいました。

 

ふむふむ。

 

 

西郷は種子イモを馬に背負わせ、自宅の武屋敷に向かいました。

 

そして事件(?)は、すぐに起きました。

 

 

 

 

 

馬の落下

駄馬落の跡

駄馬落の跡

 

馬を曳きながら、坂を下っていた西郷。

しかし道の途中で、崖崩れが発生していました。

これを回避しようとした時、馬が約1.8m下の畑に落ちてしまいました。

 

あちゃー。

 

 

いくら巨漢の西郷とはいえ、横倒しになった種子イモ付きの馬を、起こせるはずがありません。

 

どうしたものかと考えあぐねていた時、近所の子供たちが数人の大人を連れてきました。

 

 

馬の救出

駄馬落バス停

駄馬落バス停

 

馬は大人たちによって一旦荷を解かれ、道に戻されたあと、再び種子イモを背負いました。

西郷は、

「馬引きが下手じゃっで、困ったものよ」

と、笑って礼を述べました。

 

フランクだな~(笑)

本当に、維新の三傑?

 

 

同じ事件が再び起きてはいけないので、百姓が道中付き添い、そのほかの者たちは西郷を見送りました。

 

この逸話をもとに、石碑が建立。

 

バス開通時には、近くの停留所に、〈駄馬落〉の名が付けられました。

 

 

駄馬落の跡のアクセス・駐車場・料金

営業時間 自由
場所 鹿児島市吉野町2536-10
料金 無料
駐車場 なし
アクセス 鹿児島空港から車で30分
鹿児島中央駅から車で20分
駄馬落バス停から徒歩1分

 

 

駄馬落の跡の地図

→ Googleマップの大きな地図で見る

 

 

駄馬落の跡の総評

 

馬を落としただけで、石碑が建ったんだ(笑)

 

これも、西郷に人気があればこそですね。

 

 

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