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天璋院篤姫像

天璋院篤姫像

天璋院篤姫像

 

天璋院篤姫って、だーれ?

 

江戸幕府の第13代将軍・徳川家定に嫁いだ、島津家分家の姫です。

 

 

天璋院篤姫像は、鹿児島市城山町の鶴丸城にあります。

 

この記事では、篤姫の人生を簡単に紹介します。

 

 

天璋院篤姫の人生

誕生

今和泉島津家本邸跡

今和泉島津家本邸跡

 

天保6年(1836年)、篤姫は島津家の一門・今和泉島津家に生まれました。

幼名は、於一(おいち)といいました。

 

ふむふむ。

 

 

そして15才になった嘉永3年(1850年)、江戸幕府から島津家に、次期将軍・徳川家定との縁談話が舞い込んできました。

 

この頃の家定は、公家出身の夫人2人を相次いで亡くしたばかりでした。

 

そこで、子沢山で長寿だった祖父・徳川家斉と同じく、島津家から夫人を迎えることを強く希望しました。

 

 

 

 

島津斉彬の養子に

 

嘉永4年(1851年)、藩主として初めて鶴丸城に入った島津斉彬は、挨拶に訪れた於一を家定の夫人候補に決めました。

体が丈夫で大きく、学問好きで聡明な於一を、斉彬は一目で気に入ったのです。

 

ほーっ!

 

 

そして、嘉永6年(1853年)、於一は斉彬の養女となり、名を篤子(篤姫)と改めました。

 

こうして、入輿の準備が始まりました。

 

 

鶴丸城入り

鶴丸城

鶴丸城

 

嘉永6年(1853年)、篤姫は鶴丸城に入りました。

そして約2ヵ月半の間、入輿の支度を整えました。

 

どんな花嫁修業をしたんだろう?

 

 

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近衛忠煕の養女に

 

鶴丸城を出発した篤姫は江戸に向かい、薩摩藩邸に入りました。

そして、五摂関家の1つ・近衛忠煕の養女になりました。

当時、将軍の正室は皇族、もしくは摂家家の娘という決まりがありました。

 

そうなんだ~!

 

 

入輿

 

藩邸に滞在中、ペリー来航や安政の大地震で、市中や政治は混乱しました。

そのため入輿は、延びに延びました。

しかし安政3年(1856年)、ようやく家定のもとへ輿入れしました。

薩摩を発って、3年が過ぎていました。

 

長かったね~!

 

 

政治工作

幾島招魂墓

幾島招魂墓

 

実は篤姫は、家定の次期将軍に一橋慶喜を就かせる工作を、斉彬から依頼されていました。

当時の日本はペリーによる圧力などで、対外危機が差し迫っていました。

そのため斉彬は、聡明な慶喜の将軍就任を望んでいました。

 

篤姫の責任は、結構重大だったんだね。

 

 

篤姫付きの御年寄だった幾島は、西郷隆盛や橋本左内と政治工作に奔走。

 

しかし、将軍継嗣に多大な影響を持つ大奥は、慶喜の父親・水戸斉昭をひどく嫌っており、息子の慶喜も敬遠しました。

 

また、篤姫も家定に継嗣について切り出せず、家定の生母・本寿院や老女達の妨害で、断念しました。

 

 

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江戸無血開城

西郷隆盛肖像画

西郷隆盛肖像画

 

それから時は流れ、慶応4年(1868年)、薩摩を含む官軍と慶喜率いる旧幕府軍との間で、戊辰戦争が勃発。

官軍は破竹の勢いで江戸に迫り、総攻撃を準備しました。

篤姫は使者の幾島に嘆願書を託し、慶喜の助命および徳川家の存続を、官軍参謀の西郷に要請しました。

 

篤姫は薩摩の人間だったけど、嫁入りした徳川家のために動いたんだね。

 

 

西郷は嘆願書を一読後、涙を流しました。

 

そして手をつき、

 

「このようにご苦労遊ばれるとは何とも恐れ入り、言語に絶するところです」

 

と、答えました。

 

また、幕臣の山岡鉄舟や勝海舟の尽力もあり、江戸無血開城が決まりました。

 

 

死去

 

維新後は、徳川16代宗家・家達を養育。

そして明治16年(1883年)、49才で亡くなりました。

 

波乱万丈の人生だったんだねえ。

 

 

天璋院篤姫像のアクセス・駐車場・料金

営業時間 本丸
午前9時~午後6時
二ノ丸
午前9時~午後9時
休園日 本丸・二ノ丸
年中無休
黎明館県立図書館
各HPを参照
場所 鹿児島市城山町7-2
料金 無料
駐車場 無料(黎明館・県立図書館利用者に限る)
アクセス 鹿児島空港から車で40分
鹿児島中央駅から車で10分
まち巡りバス
薩摩義士碑前から下車すぐ
カゴシマシティビュー
薩摩義士碑前から下車すぐ

 

 

天璋院篤姫像の地図

→ Googleマップの大きな地図で見る

 

 

天璋院篤姫像の総評

碑銘

碑銘

 

ちなみに銅像下の〈天璋院〉の文字は、嘆願書に書かれた署名をもとに彫られました。

 

達筆~!

 

 

この記事の参考文献はこちら

 

 

 

 

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