鹿児島中央駅エリア

西郷従道誕生地

西郷従道誕生地

西郷従道誕生地

 

西郷従道って、たしか西郷隆盛の弟じゃなかったけ?

 

ですです~。

明治時代には、海軍大臣や元帥を務めました。

 

 

西郷従道誕生地は、鹿児島市加治屋町にあります。

 

この記事では、従道の人生を簡単に紹介します。

 

 

西郷従道の人生

誕生

西郷隆盛誕生地

西郷隆盛誕生地

西郷従道誕生地

西郷従道誕生地

 

天保14年(1843年)5月4日、従道は吉兵衛と満佐の三男として誕生しました。

生まれた場所は、隆盛と同じです。

 

隆盛誕生碑の横に、従道誕生碑があるんだね。

 

 

少年時代は、かなりのイタズラ者。

 

人の家の垣を壊す、石を投げるなど手の付けようがなく、16才年上の兄・隆盛の説教も、全く聞きませんでした。

 

 

 

 

寺田屋騒動

西郷南洲翁宅地跡

西郷南洲翁宅地跡

 

文久2年(1862年)、京で寺田屋騒動が発生します。

反幕の挙兵を企む有馬新七・森山新五左衛門らを、島津久光に派遣された奈良原繁・大山綱良などが鎮撫。

挙兵計画に加わっていた従道は、その場で投降しました。

 

一歩間違えれば、命を落としてたかもね。

若いとはいえ、危なっかしいなあ。

 

 

事件後は、同じく投降した大山巌、篠原国幹、永山弥一郎などと、帰国謹慎を命じられました。

 

上之園の自宅で日々を送っていましたが、薩英戦争を機に、再び人生が動き出しました。

 

 

 

 

薩英戦争

薩英戦争記念碑

薩英戦争記念碑

 

文久3年(1863年)6月27日、イギリス艦隊7隻が、前年の生麦事件の賠償などを求め、鹿児島湾に来航します。

藩内は総動員体制に入り、寺田屋騒動関係者は、謹慎を解かれました。

 

なにせ、一触即発の事態だもんね。

 

 

従道は、奈良原喜左衛門、有村俊斎、大山綱良らとスイカ商人に扮し、敵艦を奪おうと画策。

 

計画は失敗に終わりますが、戦争時には弁天波止砲台で奮戦しました。

 

 

鳥羽伏見の戦い

 

慶応4年(1868年)、従道は鳥羽伏見の戦いに参戦するも、銃撃で首に重傷を負います。

 

おおふ、痛そう......!

 

 

しかし、イギリス人医師であるウィリアム・ウィリスの外科手術で、九死に一生を得ます。

 

従道の命は、まさに首の皮1枚でつながりました。

 

 

西南戦争

西郷菊次郎の墓

西郷菊次郎の墓

 

維新後は出仕し、新政府で陸軍中将に出世するも、明治10年(1877年)、兄・隆盛が西南戦争を引き起こします。

兄弟は立場上、敵味方に分かれてしまいました。

 

なんてことっ......!

 

 

内務卿・大久保利通の意向もあり、従道は西郷軍と直接戦わず、政府軍の兵站や情報収集を取り仕切ります。

 

また、甥の西郷菊次郎が、従僕の熊吉に背負われて投降した時、従道は大変喜びました。

 

 

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西郷武屋敷再建

西郷武屋敷跡

西郷武屋敷跡

 

戦時中、隆盛が住んでいた武屋敷は、政府軍によって焼かれました。

戦後、従道は隆盛の妻・糸に再建を申し出るも、拒否されます。

 

従道は政府側の人間だから、そりゃ糸は断るよね~。

 

 

そこで従道は、西南戦争で戦死した弟・西郷小兵衛の遺児である、幸吉の名義で再建しました。

 

これにより糸は、小兵衛の未亡人・松子や、居候の川口雪篷と、再び武村に住みました。

 

 

 

 

死去

 

その後は海軍大臣を何度も務め、ついには元帥に就任。

明治31年(1898年)、上野の西郷隆盛銅像除幕を見届け、その4年後に東京で亡くなりました。

 

兄の銅像を見て、従道は肩の荷を降ろせたかもね~。

 

 

西郷従道誕生地のアクセス・駐車場・料金

営業時間 自由
場所 鹿児島市加治屋町5
料金 無料
駐車場 なし
アクセス 鹿児島空港から車で40分
鹿児島中央駅から車で5分
鹿児島中央駅から徒歩10分
まち巡りバス
維新ふるさと館前から徒歩1分
カゴシマシティビュー
維新ふるさと館前から徒歩3分

 

 

西郷従道誕生地の地図

→ → Googleマップの大きな地図で見る

 

 

西郷従道誕生地の総評

 

従道の石碑は、かなり地味です。

しかし、銅像が建てられてもおかしくない偉人と思います。

 

もっとスポットが当てられてもいいかもね。

 

 

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