月照ゆかりの地

月照さんって、どれくらい鹿児島に滞在されたのですか？

鹿児島に到着したのが、安政5年（1858年）11月10日。

11月16日に入水自殺したので、滞在期間は7日間しかありません。

それでも、ゆかりの地が複数あります。

月照ゆかりの地は、鹿児島市内に7ヶ所あります。

この記事では、入水と関係の深い5ヶ所を紹介します。

最初に紹介するのは、月照上人遺跡の碑。

月照は薩摩に逃れたものの、藩庁によって、この地にあった旅館・俵屋に軟禁されました。

そして、日向送りが決まりました。

災難が続いたのですね。

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日向への海路途中、西郷隆盛は月照に心岳寺の灯りを指差し、島津歳久の話を聴かせました。

歳久は、兄・島津義久の追討軍に追われ、この地で戦死した戦国武将です。

現在は、平松神社が建っています。

西郷さんも月照さんも追われる身でしたから、自分達と重ねたのでしょうね。

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西郷は歳久の話を聴かせた後、月照を抱えて大崎ヶ鼻周辺で入水しました。

この入水を後世に伝えるため、大崎ヶ鼻に程近い三船地区に、追悼碑が建てられました。

当然ながら、2人とも死を覚悟して飛び込んだのでしょうね......。

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こちらは、入水後の西郷と月照が介抱された、漁師の家です。

西郷は蘇生しましたが、月照は不帰の人となりました。

ということは、月照さんの死が確認された場所でもあるんですね......。

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僧月照の墓

亡くなった月照は、南林寺の西郷家墓域に葬られました。

のちに改葬され、現在は南洲寺で眠っています。

立派なお墓ですね。